老後に向け貯蓄をはじめた日

現役時代ありがたいことに、そこそこお給料はいただいていた私でしたが、貯蓄は苦手。そんな私がある日、「そうだ貯蓄をはじめよう」と考えた経緯と具体的な手順を皆さんのご参考になるよう振り返りたいと思います。

きっかけは子供の独立でした。

1人息子、離れて専門学校に通う彼に毎月10万円を仕送りをしてましたが晴れて卒業、就職。
もう10万円を送らなくて良いんだぁ・・と思った瞬間、よっし自分で自由に使える(笑)と脳裏を横切りましたが、それまでちゃんと出来てなかった「貯蓄」をはじめてみようかなと、その時思いました。

貯蓄はじめる具体的な手順、

まずは
自分の1ヶ月の収支をきちんと記録することからはじめました。

それまでの自分は収支がトントンであればOK、細かいことは気にせず過ごしていました。
要するにマイナスになったら嫌だけど、あればあるだけ使っちゃうタイプの人間です、、

次のステップは
気になる支出に着目することです。

私が気になったのは以下の項目でした。

カテゴリ 項目 支出  (円/月)
【保険料】 生命保険 19,091
個人年金 31,000
がん保険 2,700
【通信費】 携帯料金 22,000
【嗜好品】 たばこ 11,250
合計 86,041

これだけでざっと9万円弱です。完全に0にすることはできないにしても大きな金額です。
特に保険料が大きな割合を占めています。実は保険に関してはこの見直しの前に危うく大失敗するところでした。。これはまた別の記事で書きたいと思います。

次のステップは
「着目した項目への対応」です。

私が行ったのは、

  • 不要な保険解約、もしくは最低限の内容に見直し
  • 割高な通信費は安いサービスへ変更
  • 嗜好品のたばこきっぱりやめる

でした。

具体的に、まずは保険料です。

いままで加入していた大手生保の保険は解約し、都道府県民共済に加入しました。
解約する話を大手生保の担当の方にご連絡したら、あれこれと代替案をご提案いただきましたが、すべてお断りしました。だって私にはもう必要ありませんから。。皆さんもお子様などの扶養がなくなったら状況に応じて生命保険の解約を検討されることをお勧めします。

色々な保険商品を調べましたが、都道府県民共済が最適でした。営利目的でだしている商品だなという印象がなく好感がもてました(笑)またお値段もリーズナブルで必要最低限のことは保障されている感じでお勧めです。

合わせて個人年金保険と、個別に加入していたがん保険も解約しました。
個人年金保険を解約したのはNISA加入を検討した結果でもあります。個人年金、NISAについては、また別の記事で運用実績も含めて書きたいと思います。

【保険料】に関する対応結果

保険料関係は下記になりました!

項目 変更前 変更後 変更内容
生命保険 19,091 2,000 都道府県民共済へ
個人年金 31,000 0 NISAへ切替え
がん保険 2,700 0 解約

 

次に通信費です。

これは携帯電話の料金です。
我が家では長年、大手キャリアの「家族割」みたいなもので私、奥さん、息子の3人分をまとめて支払ってました。それが月額 22,000円という高額な費用でした。高いですよね💦そんなことにも無頓着で過ごしてました。。

通信費に関して行ったのは、

  • 同キャリアの格安プランへ変更
  • 通信費は各自で支払いへ変更

でした。

格安プランでは家族全員分をまとめて支払えるサービスがなかったため、この機会に自分、奥さん息子それぞれ自身の名義でプランに加入してもらい、各自で通信費を支払うように変えました。まあ、息子は就職したので「自分のことは自分で」と割り切った形となり良いタイミングだったと思います。奥さんは自分で支払うことにいい顔はしませんでしたが・(笑)

【通信費】に関する対応結果

通信費は下記になりました!

項目 変更前 変更後 変更内容
携帯料金 22,000 2,980 格安プランへ

現在はこれですが、近々格安SIMに変えてもう少しスリム化を図りたいと思います。
そこで検討したサービスはまた記事で書きたいと思います。

最後に嗜好品(たばこ)です。

たばこは大学時代から吸い始め、約30年吸っていました。
途中禁煙しようと思ったこともほとんどなく、仕事の合間、食事の後の一服が当たり前の生活を続けてきました。1日1箱いくかいかないかぐらい(15本ぐらいかな)を延々30年です。。

こどもが独立したのと時期を同じくして当時の世の中はコロナ禍へと入っていきました。
テレワーク、在宅勤務との併用がはじまってしばらくした頃に全従業員に向けて会社より一通のメールがありました。それは「勤務時間内における喫煙禁止」の内容でした。

当時の事務所は大きなビルにテナントとして入居していたので喫煙場所もビル共有の喫煙ルームで他の会社の方々でもごったがえしており、誰がどこの会社の人など区別がつかないような状況でした。テレワークの場合ももちろん会社からは見えない状況です。

こんな中で喫煙禁止と言われてどれだけの従業員が遵守するのか疑問だなというのが第一印象でした。とは言え、なにか後ろめたい気持ちでコソコソと喫煙するのも自分の気持ちが落ち着かないと感じ、「よし、もうこの際だからたばこ辞めよう」と思いました。貯蓄のためにも良いからと。

翌日から一切たばこは辞め、あっという間に5年が過ぎました。世間では禁煙は辛いよね、とか挫折してしまったお話が多いですが、私は完全禁煙に成功しました。

【嗜好品】に関する対応結果

嗜好品(たばこ)は下記になりました

項目 変更前 変更後 変更内容
たばこ 11,250 0 完全禁煙

私が禁煙に成功した方法は、また別の記事で書きたいと思います。禁煙できてない方はぜひ楽しみにお待ちください。一度も振り出しに戻ることなく続いています。

まとめ

貯蓄があまり出来ていなかった私ですが、こどもの独立を機に収支を見直して50歳前後より貯蓄を始めることができました。今回お伝えした見直しによる貯蓄の月当たりの増加額は以下となります。
(個人年金保険をNISAに変更したのはここではプラスマイナス0として除外しておきます)

項目 変更前 変更後 差額(円/月)
生命保険 19,091 2,000
がん保険 2,000 0
通信費 22,000 2,980
たばこ 11,250 0
合計 54,341 4,980 49,361

これだけで毎月5万円の貯蓄を増やすことができました!
こらは大きいですよね。毎月5万円の収入を増やそうと思うとそれなりに大変だったりストレスも抱えることになりかねませんが、これは契約を見直す、生活習慣を整えるだけで実現できたものです。

これからも皆さんに参考になる情報をアップしていきたいと思います。よろしくお願いします🙇‍♂️

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