いま思い返してもあの時は危なかったなぁ・・と思うことが皆さんも1つや2つあると思います。私もいままでの人生でいくつかそういう経験があるのですが、今回はその中の一つ「保険加入を契約直前で見送った」経験をお伝えしたいと思います。
この記事でわかること

金融リテラシーがないと誤った選択をしても気づけません。
保険加入しようとした背景
一人息子に毎月10万円を仕送りしていましたが無事に学校卒業・就職し、仕送りの必要がなくなりました。当時私は50才になったばかり。将来の老後に向けた貯蓄は必要だなとぼんやりと思っていましたがあまり現実味のない人ごとのように捉えていました。そんな私がやろうとしたことは「仕送り不要になったお金を使って保険に加入しよう、貯蓄型保険とかもあるから老後の蓄えにもなるんじゃない?」というものでした。そして保険の相談といえば「〇〇の窓口」と思い電車に乗って散歩がてら近くの「〇〇の窓口」に行ってみました。
「〇〇の窓口」に行ってみてどうだったか
まず、行って驚いたのが無料で相談にのってくれたり、コーヒーまで出してくれたこと!「なんだここは?なんて親切な場所なんだ・・」と感動してました。自分ほんとリテラシーがなく視野の狭い人間でした💦 今から考えれば当たり前のことですよね・・私は無知な美味しいカモ 🦆、仲介手数料を獲得するためにあの方々は親切にしてくれている、ただそれだけの構図です。私はそれさえ理解できていませんでした。ただ担当してもらった女性の方は目的はなんであれしっかり対応いただいたと思います。その目的が私には合ってなかったということです。
担当の方との会話を通じて大きく3つのカテゴリで保険商品を検討することになりました。概要は以下です。
■生活費に関する補償
・掛け捨て6千円/月程度
・契約は60才まで、万が一の場合は20万円/月補償
・三大疾病時払込免除あり
・最低支払保証期間あり(5年間)
■医療に関する補償
①掛け捨ての場合
・8千円/月程度
・終身払い、終身補償
・三大疾病時払込免除あり
②貯蓄型の場合
・15千円/月程度
・終身払い、終身補償
・健康還付金400万円程度(75才時)
■死亡・介護・老後資金に関する補償
・ドル建て、37千円/月程度
・65才払込終了、終身補償
・死亡、高度障害時880万円支給
・三大疾病、要介護2以上時550万円支給
・三大疾病時振込免除あり
上記のようなカテゴリで色々な保険会社の商品パンフレットも一緒に見て説明してもらいながらだいたいの方向性を決めていきました。その後も3回ほど通い保険商品の選定を行いました。期間にすると約2ヶ月ぐらいでしょうか。選定した保険商品を合計すると月額で6万円前後の保険料支払いになります。恐ろしいですよね💦。でも当時の私は「よっし、これで安心の生活と将来が手に入る」なんて能天気に思いました。
「次の来店時には印鑑などご持参ください、ご契約手続きをいたしましよう。」と担当の方から言われ店を後にしました。
直前で契約を辞めれた理由
その後、ふと本屋に立ち寄る機会がありました。なんとなく店内を歩いていた時に目に入ったのが「保険はいらない」と主張する書籍の数々。手にとって少し立ち読みしました。驚きました、そこに書かれていたのはまさに今の自分に対する警告ばかりでした。そのうちの1冊を購入し自宅で読みました。率直な感想は「おれはなんて無知でリテラシーのない人間だったんだろう。。」です。危うくせっかく手元にできた毎月の余剰資金を保険商品に吸い込まれるところでした。
カラーバス効果(ある特定の物事を意識し始めると、それに関連する情報が日常の中で自然と目に留まりやすくなる心理現象のこと)かもしれませんがたまたま立ち寄った書店でその本を手に取って本当に助かりました。見守ってくれてる神さまご先祖さまにも感謝しました。
その後の行動
契約予定日に「〇〇の窓口」を訪れました。担当の方は本日やっと手続きできるとニコニコで出迎えてくれました。でも私は手続きは行わず、「じつはその後色々考えることがあってすみませんが今回提案いただいた保険契約は見送ることにしました」とお伝えしました。青天の霹靂という顔でしばらく絶句されてる担当者の方の表情、なんとも気まずい空気感はいまでも覚えています。「いいんですか?保険に入らないとご家族も心配されますよ」と言われました。でも良いんです。私には不要だとはっきり分かったんです。50才を過ぎ子供も独立した後の私には不要だと腹落ちしたんです。これまで対応いただいたことにお礼を言って店舗をあとにし、その後2度と立ち寄ることはありませんでした。
そして私は保険契約しなかった資金でしばらくは現金預金を続け、その後に遅ればせながらNISAを開始しました。いわゆる旧NISAですが2014年から開始されていたんですね・・無知で金融リテラシー無い私は全く知りませんでした💧この保険契約見送り事件?があったあと2022年にやっとNISAという素晴らしい制度があることを知り開始した次第です。。NISA開始にあたっては家計の見直しも進めながら行いました。このあたりは別記事で具体的にまとめていますのでご興味のある方はご覧ください。
https://ojima-nextstep.com/老後に向け貯蓄をはじめた日/
この経験を通しての教訓
危機一髪、不要な保険加入を見送ることができましたが、なぜこのような危険な状況に突き進んでしまったのか自分なりに振り返ってみました。その結果、自分の生い立ちも含め大きく3つのことを再認識できました。
【その1 過去の常識をいつまでも引きづるな】
昭和時代を生きた方々の多くが感じられていることだと思うのですが、ある種の保険神話みたいなものが昔はあったと思います。親世代から「社会人になったら保険に入るもの、保険に入っていれば大丈夫」など言われて育った方も多いと思います。昔は金利が高く例えば学資保険など貯蓄型保険も大変良い条件だったこともそんな風潮を作り上げた一因だと思います。でも金利も含めいまの世の中は大きく変わっています。常識と思っていたことも疑って自分の考えを再構築することが必要だと改めて感じました。
【その2 未知の世界に対する憧れには注意せよ】
これは社会人になってしばらくして経験したことですが、職場の先輩が外資系の保険会社で外貨積立を始めたと聞きました。保険や金融商品に興味のなかった私は「なんか分からないけどすごいな、かっこいいな」と感じたことがあります。こんな経験もあり〇〇の窓口で外貨保険を進められた時に「ついにオレも外貨保険かあ」と図に乗って嬉しくなったのだと思います。知りもしないものにカッコつけて手をださない、手を出すならちゃんと理解する、当たり前のことですがしっかりこれを守っていくことが大切です。
【その3 お得な制度や仕組みを活用すること】
先にも触れましたが2014年から開始されていた旧NISA制度を知ったのは、なんと8年後の2022年でした。言葉としては聞いたことはありましたが全く興味も持たず、制度内容をほとんど知りませんでした。NISAに限らず世の中には知っているか否かで大きく資産形成を左右する制度や仕組みがあると思います。知ったからと言って全員の方が活用できるとは限りませんが、まずは知ることが行動を促す起点になります。今回のことを教訓にこれからもいっぽ一歩進んで行きたいと思います。
